《FB用語解説》アンチダンピング措置 不当廉売を賦課で是正

2021/09/17 06:22 更新


 ダンピング(不当廉売)とは、輸出者による価格設定の結果、輸出国の国内販売価格より低い価格で輸出されること。アンチダンピング(AD)措置とは、ダンピングの事実が認められた場合、輸出国内販売価格と輸入国内販売価格の差分を限度として、関税(AD税)を賦課できる。WTO(世界貿易機関)協定で認められた貿易救済措置の一つ。被害を受けた輸入国側の企業による申請に対し、経済産業省、財務省などからなるチームが調査(原則1年、最大18カ月)し、諸要件を満たす必要がある。課税期間は原則5年だが延長も可能。



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