スーツのラペルの裏側に入れられた、芯地と生地を縫い合わせるための縫い目のこと。「八」の字のように見えることから、この名がついた。毛芯を使い、八刺ししたスーツの襟は丸みを帯びた形(ロール)を美しく保つことができる。湿気や長く着用することによって、芯地と生地が乖離(かいり)するのを防ぐ役割もある。毛芯を使用したものなど昔の洋服には八刺しの入ったものが多かったが、手縫い作業など手間がかかるため、現在は接着芯地の普及により、省略されている洋服が多い。
《FB用語解説》八刺し(はざし) ラペルの生地と芯地を固定
2019/11/01 06:22 更新