《FB用語解説》ポリプロピレン スパンボンドの需要が拡大

2018/08/29 06:23 更新


 比重が0.91で、合繊の中で最も軽く、水に浮く。吸水性がなく、撥水(はっすい)、防汚性などの特徴があるが、他の合繊に比べ耐熱性が低く、炭素と水素のみの化合物であるため、基本的に染色はできない。長繊維はカーペット、船の係留ロープ、建設現場の養生ネットなどに使われ、短繊維は主に不織布用途に使用される。スパンボンド不織布は、紙おむつや衛材、メディカル、生活資材用途で多く使われ、発展途上国を中心に、世界で需要が高まっている。このためポリプロピレンを生産する国内合繊メーカーは、設備の増強を加速している。



この記事に関連する記事