《FB用語解説》有松・鳴海絞 多数の技法が特徴

2018/08/07 06:22 更新


 名古屋市の有松・鳴海地区で400年前から始まった絞り加工を指す。絞り加工は日本のほか世界中にあるが、当地の絞り加工は、糸によるくくりや縫製処理など多数の技法が存在するのが特徴。この結果、柄の表現も無地に近いものから大柄、立体的なものまで多様だ。

 絞り加工の海外移転と産地縮小によって、業界を取り巻く環境は厳しい。しかし多様な柄表現を魅力に感じて、若い工芸作家や絞り職人が産地に定着し始めている。衣料用途だけでなく生活関連への拡大、輸出などで注目されている。



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