クロップオザキと「パーリーゲイツ」 環境配慮型の納品袋を共同開発

2022/07/13 06:27 更新


環境に配慮した商品納品袋

 服飾副資材卸のクロップオザキ(東京)は、環境配慮型アイテムの提案を増やしている。アパレル倉庫から店舗に商品を配送する際に使われる納品袋の開発にも取り組んでおり、TSIの「パーリーゲイツ」に採用された。今後、同アイテムを他ブランドなどにも広げていく考えだ。

 パーリーゲイツは「Think Golf」というスローガンのもと様々な取り組みを推進しており、定番アクセサリーや紙袋、店舗什器、カタログ、ギフト包装なども順次サステイナブル(持続可能な)素材の採用や切り替えを進めている。

 その一環として、店舗への納品時にのみ使用してその後廃棄する商品納品袋についても、環境配慮型の素材へと変更することにした。

 クロップオザキとパーリーゲイツ、製袋メーカーが半年かけて共同開発したという納品袋は、廃糖蜜から作られた植物性プラスチック「グリーンポリエチレン」を使用。「アパレル業界では採用実績がほとんどなかった」とするバイオプラスチック原料を75%使った製袋に成功したという。

 パーリーゲイツとの取り組み以外では、リサイクルポリエステル糸で生産したブランドネームといった副資材の提供のほか、販促用のノベルティーでも環境配慮とデザインを両立させた製品を提案している。またアパレル企業向けにオンラインで毎月、「付属の勉強会」を開催しており、環境認証やサステイナブル資材のレクチャーなどを行っている。

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