フットウェア、バッグなどの米ブランド「コールハーン」を輸入販売するコールハーンジャパンが、女性向け商品の販売を強化する。23年秋冬のイメージキャラクターに俳優・タレントのMEGUMIさんを起用、幅広いシーンで活躍できるコールハーンの魅力を訴求し、女性客を開拓する。女性客比率を現状の50％から55％へ引き上げる。
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コールハーンは、エレガントからカジュアル、スポーツまでデザインのバリエーションが広く、ドレッシーなシューズでも独自技術により機能的で履きやすいものが多い。MEGUMIさんは、俳優やタレント、実業家、美容アドバイザーなど多面的な顔を持つため、同社ではブランドの汎用（はんよう）的な特徴と重なると判断し起用を決めた。
秋冬用ビジュアルでは、ウォータープルーフ機能を備えたシックなチェルシーブーツや、軽快な印象のクッション性に優れたスニーカー、千鳥格子柄を施した小ぶりのレザーバッグなどを着用してもらい、幅広いシーンで活用できることを伝える。
同社はコロナ下を経て、好業績が続く。23年5月期の売上高は過去最高で、6～8月の売上高も前年同期比2ケタ増となった。「エレガントでありながら革新性を持っている」（ライアン・ハートゼネラルマネージャー）ことが他ブランドとの差別化要素。20年以降、主要都市への直営店出店の強化なども、コロナ沈静化後の「スタートダッシュにつながった」としている。
日本市場は、米本国に次ぐ2番目の規模。商品は、本国が企画・開発したものだが、各国の市場特性を物作りに反映し、国内有力セレクトなどとの協業・別注品も、小ロットにかかわらず対応している。こうした柔軟なMD戦略が、話題作りと増収に寄与しているという。
