繊維リサイクルスタートアップの仏カルビオスは、酵素を使ったポリエステルリサイクル技術で、廃棄物を原料にした再生ポリエステル製Tシャツの商業生産に成功したと発表した。
パタゴニア、プーマ、サロモンとの協業による繊維to繊維コンソーシアムで実施した。繊維廃棄物と多様なプラスチック廃棄物を原料に、カルビオスの酵素分解技術を使ってPET(ポリエチレンテレフタレート)をモノマーに分解。これをポルトガルのセレニスが再重合し、1トン以上の高品質PET樹脂を製造した。スペインのアンテックスが繊維を紡糸、仏のヘニテックスが編み立て、仏TADが染色、トップテックス・キューブが裁断・縫製して衣料品に仕上げた。
カルビオスは仏国内と中国で商業リサイクルプラントの開設を計画しており、今回の製品化の成功で、その前段階となる「バリューチェーン全体の実証を完了した」としている。