播州織産地の播 新設縫製工場に高い関心 生地から製品まで一貫

2023/05/10 12:00 更新有料会員限定


兵庫県西脇市西田町に新設した

 播州織産地の産元商社である播(兵庫県西脇市)は、3月に西脇市内に縫製工場を新設した。今後は自社ブランド製品をスタートする予定だ。近年は自社ブランド製品事業を始める播州織の産地企業も多く、「産地内で縫製まで完結できる」として周囲からの関心も高い。生地から製品まで一貫したメイド・イン播州のビジネスを拡大していく。

(三冨裕騎)

 播州織産地は先染め織物産地として知られ、同社もテキスタイル販売が主力だ。製品OEM(相手先ブランドによる生産)も一部手掛けていたが、縫製などは全て外注してきた。産地内に縫製工場はほとんどなく、「縫製まで持つことで、生地の仕事にも好影響が出れば」(藤井康誠社長)として新設に踏み切った。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事