変化続けるベルリンのトレードショー 一目置かれるジャパンデニム

2024/07/24 15:00 更新会員限定


トレードショー「ザ・ユニオン」

 ベルリン・ファッション・ウィークと並行して、6月30日~7月2日にかけてユニオンショールームが主催するトレードショー「ザ・ユニオン」が開かれた。

(ライター・宮沢香奈)

 会場のクールハウスは、その名の通り冷蔵倉庫を意味し、ベルリンの産業史に残る歴史的建造物として保護されている。7階建て、5000平方メートルを誇る圧巻の広さと鉄筋コンクリートむき出しのインダストリアルな空間には、ユニオンショールームのフェリックス・エンゲルマン代表が長年取引している「ポーター」、伝統技術にこだわる日本のブランド、革製品、スニーカー、バッグ、ジュエリーなど世界各国のブランドが多数出展した。

ポーター
ソウバス
日本ブランドから革製品、スニーカー、バッグ、ジュエリーなど世界のブランドが多数出展

 特筆すべきは、ヨーロッパを中心とした老舗デニムブランドが集結する中で、日本のデニムブランドに注目が集まり、一目置かれていた点だ。筆者も参加させてもらったプレゼンテーションでは「フルカウント」の辻田幹晴さん、「ピュア・ブルー・ジャパン」の岩谷健一さん、イタリアの「ブルー・ブランケット」のアントニオ・ディ・バティスタさん、デニムインフルエンサーのヴァウター・ムンニックスさんら、デニム界の重鎮たちが集い、日本製デニムの質の高さや世界が注目する理由など、質疑応答形式で行われた。

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