ビームスはスターバックスコーヒージャパンとの協業商品第2弾を6月26日、スターバックス公式オンラインストアで販売した。23年7月の第1弾はストラップやバッグなど雑貨7種だったが、今回は26種類と大幅にアイテムを増やした。ロゴ入りのスウェットシャツとTシャツなどのウェアやバンダナ、スローケットなどが発売日の午前中に完売する人気ぶりだった。
(柏木均之)
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発売後、即完売した商品の筆頭は初のウェアで、「チャンピオン」のリバースウィーブのスウェットシャツ(3色、税込み2万2000円)とTシャツ(3色、9900円)だ。
いずれもボディー前面と背面にカレッジロゴ風にアレンジした両ブランドの名前をプリントした。左袖にはチャンピオンのロゴ刺繍、右袖にはスターバックスのアイコンである「サイレン」(人魚)のワッペンをあしらうなど、古着好きやスターバックスのファンに響くデザインが受けたようだ。
同タイプのロゴをあしらったキャップ(5000円)、トートバッグ(4500円)、バンダナ(2500円)、両ブランドの名前をペナントモチーフにしたスローケット(2色、1万5000円)も発売後、すぐに完売した。
2社に聞く協業の理由
協業を担当したビームスクリエイティブの吉井聖プロデューサーと、スターバックスコーヒージャパンデジタル戦略本部の子安祥史さんに聞いた。
――協業の狙いは。
子安 我々は飲食のブランドだが、ビームスと組むことでファッション領域の客層の獲得につながると考えた。今回はアイテム数も増やし、前回以上にコーヒーと一緒に楽しむライフスタイルをイメージしてもらえる内容になった。
吉井 我々はファッションを軸にいろんな面白いことを提案しようと考えている。今回はアパレルも作ることができた。スターバックスはグローバルで認知度があるので、協業がビームスの海外での認知向上につながればと思う。
――協業は今後も続けるのか。
吉井 まだ何も決まっていないが、回を重ねてアイテムの幅も広がっている。次の機会があれば、もっとパワーアップした内容を考えたい。
子安 第2弾の今回は年齢や性別に関係なく、誰もが使える商品を提案できた。今後についてはまったく未定だが、やるならさらにいろんなものに広げられたらと思う。