信用交換所によると、25年8月の全国繊維業者の倒産（負債額1000万円以上、整理・内整理含む）は34件で、前月比11件減、前年同月比1件増となった。負債総額は150億4600万円で前月比4.3％増、前年同月比では225％増となった。
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件数は4月から5カ月連続で30件を超え、負債額10億円以上の倒産はN企画、スタイル、NCITL、ジェニイ、ミエルと5件発生、5億～10億円も4件発生した。6月までは小規模倒産が中心だったが7月以降、大規模倒産も目立つようになり、負債額は20年5月の202億円に次ぐ水準となった。
業種別では小売商15件、紳士・婦人・子供服・被服製造卸9件、ニット製品・洋品雑貨製造卸2件、織物卸1件など。原因別では業績ジリ貧が30件、業況急変が4件だった。
7月は45件、負債総額144億円
25年7月の全国繊維業者の倒産は45件で、前月比15件増、前年同月比では11件の増。負債総額は144億3100万円で前月比153％増、前年同月比では81.6％増となった。
負債額10億円以上の倒産は4件、5億～10億円は2件。業種別では小売商19件、紳士・婦人・子供服・被服製造卸11件、織物製造とニット製品・洋品雑貨製造卸がそれぞれ3件、呉服・和装製品製造卸と寝具・インテリア製品製造卸がそれぞれ2件、染色整理・特殊加工と糸及び原料商、織物卸がそれぞれ1件。原因別では業績ジリ貧が40件、業況急変が4件、放漫経営1件だった。
