日本ファッション・ウィーク推進機構が募集した海外バイヤーのサポートプログラムで、ベルリンの「アンドレアス・ムルクディス」のオーナー兼バイヤー、アンドレアス・ムルクディスさんが来日した。東京のファッションウィークを見るのは初めてで、「歴史的な建物やダンスホールなどロケーションの面白さを感じた」と話す。
店では「シュタイン」を既に扱っている。今回、最も気に入って買い付けを決めたのは「ピリングス」だ。「ニットの技術に特化していて、クチュールピースのようなラグジュアリーな印象。ショールームで過去のルックを見て、花や昆虫を表現したコレクションもとても美しかった」。本国の約2000平方メートルの店舗にはギャラリースペースがあり、展示イベントも考えているようだ。
現在、約200ブランドを仕入れているが、ビッグメゾンには興味がないという。直感的に引かれる魅力に加えて、「クリエイティブな物作りにコストを掛けた、ウェルメイドな製品」を判断基準にしている。