アンク、凝った素材で軽やかエレガンス

2016/05/31 06:37 更新


 高橋可南子が手掛ける「アンク」(アーモンドアイ)の16~17年秋冬は、米国の女性アーティスト、ジョージア・オキーフが着想源だ。オキーフの作品世界に通ずる乾いた質感や花のモチーフ、彼女自身の飾らないライフスタイルのイメージを取り入れて、大人の女性に向けたリラックスエレガンスを揃える。

 凝った素材や加工を増やしているが、立ち上げ当初に比べてぐっと軽やかな印象になった。ばさっと羽織るガウンコートは、桐生で作ったグレンチェックのジャカード織りで仕立てている。染めによって糸を一部収縮させ、柄に立体感を出しているのがポイントだ。

 レザーのように光る質感の生地で作ったのは、プリーツ加工のワイドパンツやスリットスカート。プリーツは、2段階に分けて加工することで変化を付けた。そうしたユニークなアイテムの一方で、カットソーアイテムなど着やすいデザインで価格を抑えた商品も揃えている。

 12年秋冬にスタートし、現在の卸し先は約30社となっている。16年春夏からはロンハーマンの一部店舗でも取り扱いが始まった。



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