アダストリアが地域の企業とイベントを開催 支店マネージャーが考案

2022/11/24 06:25 更新


コーヒーの香りの中でトートバッグを作るイベントで「客を笑顔にしたい」という(イメージ)

 客や地域の企業にも参加してもらい、「グッドコミュニティ」を作りたい――アダストリアは、コーヒー生豆のオンラインマーケット事業を行うティピカとイベントを開く。ティピカが47都道府県で開催している、希少なコーヒーを振る舞うイベントに共感したもの。11月26、27日にはパークプレイス大分(大分市)で行い、地元のロースター「レゴリスコーヒー」も盛り上げる。地域のスタッフが本部も巻き込み実現した。

 きっかけは、「ジーナシス」が九州地区に出店した際に行った、「ガレージコーヒー」(宮崎市)との協業。パークプレイス大分のイベントでは、公式サイト「ドットエスティ」の会員を対象に、オリジナルのトートバッグを作れるワークショップを行う。「その場で淹(い)れるコーヒーの香りのなか、地域のドットエスティ会員に笑顔になってほしい」(企画立案者で九州・沖縄支店マネージャーの松岡美和さん)と考えた。

 レゴリスコーヒーはコーヒーを客に提供する。試飲は11月19日から順次、九州のジーナシス4店でそれぞれ地元のロースターが行っている。ほか、同社のブランドのクリスマス商品や防寒グッズの展示もある。

 今回のイベントで販促・イベントプロジェクトリーダーを務める九州・沖縄支店マネージャーの宮城由香さんは「時代や客のニーズが移り変わるなか、客に来店価値を感じてもらうことが今後の店舗運営で重要になると感じている」と話す。客や地元企業の協力も得ながら、「やってみたい!」を形にして届けられ、やりがいを感じているという。松岡さんは「(19、20日のジーナシスアミュプラザ宮崎店のイベントで)笑顔でわくわくしながらコーヒーを手に持つ客を見て、実現できて本当に良かった」と語った。



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