概要
ピエール・カルダン(pierre cardin)は、フランスのファッションデザイナー、ピエール・カルダンが手掛けるデザイナーブランド。
デザイナーのピエール・カルダンは、「モードの民主化」と呼ばれたプレタポルテを先駆けてスタートし、デザイナーとして初めてライセンスビジネスに着手したことでも知られている。ブランドとしても、ウェアだけでなくライフスタイル全般をカバーしており、ライセンスビジネスが世界に広がるきっかけを作った。
日本では三井物産と高島屋の共同出資会社としてピエール・カルダン・ジャパンが国内マスターライセンサーとしてライセンスビジネスを担っている。主なサブライセンシーは、婦人服がラピーヌ、紳士服はトレンザ。
歴史
ピエール・カルダン(pierre cardin)は、デザイナーのピエール・カルダンによるデザイナーブランド。1953年に初のオートクチュール・コレクションを発表し、続いて1959年に婦人プレタポルテ、1960年紳士プレタポルテを発表したことを契機に世界で認知された。
日本では1959年に高島屋とライセンス契約を締結した。現在は、ピエール・カルダン・ジャパンが国内マスターライセンサー。2018年5月時点で、日本でのサブライセンシーは22社、事業規模は約100億円となっている。
過去にはライセンス商品が広がりすぎたことでブランドイメージの毀損が問題となったが、デザイナーであるピエール・カルダンの功績をアピールするとともに、若い世代への発信を強め、新たなブランドイメージの構築に力を注いでいる。
(2018年12月現在)