概要
ジムフレックス(Gymphlex)は、体育用のショーツの生産から始まったイギリスのカジュアルブランド。シンボルマークは、鷲の翼と上半身、ライオンの下半身をもつ伝説上の生物グリフィンで、そのワンポイント刺繍をあしらったアイテムが広く知られている。
ブランド名は、体育を表す「GYMNASTIC」と、体をほぐす等の意味を持つ「FLEX」から由来している。
イギリスでは、ラグビーのナショナルチームやチャールズ皇太子が所属していたポロクラブのユニフォーム、名門プレップスクールの体操着としても採用されるなどポピュラーなブランドとなっている。
定番のボタンダウンシャツをはじめ、上品なカジュアルウェアを提案している。
日本ではボーイズが総代理店として展開し、ビショップなどの有力セレクトショップを中心に販売されている。日本でジムフレックスが有名になったのは、両面編みのコットンを用いたカットソー。その他にも半袖の丸首Tシャツやラグビーシャツ、ポロシャツなど幅広いアイテムが展開されている。
歴史
ジムフレックス(Gymphlex)の誕生は1936年。イギリス中部のレスターで国軍向け体育ショーツの生産を始めたのがきっかけ。1900年代半ばのイギリスでは国民兵役が義務であり、政府が運動を積極的に推奨していたこともあり、学校では体育が最重要科目として位置付けられていた。その当時からジムフレックスも学校への体育着の販売をスタートし、体育の場で欠かせないブランドとなった。
1960年代には販路をスポーツショップや百貨店まで広げ、ブランドとしての地位を確固たるものにした。
1990年にはボーイズによる日本での販売が開始。2013年春夏からは、ジムフレックスが得意とするスポーツウェアをベースにデイリーに着用できるデザインを重視した「ロッカールーム(LOCKER ROOM)」シリーズの展開をスタートした。
(2019年3月現在)