概要
リー(Lee)は、1911年頃に誕生したアメリカの老舗ジーンズブランド。ブランドの拠点となったカンザス州で、牧畜や農業が盛んな土地柄を生かし、ワークウェアの製造を始めたことがはじまり。
日本では、1972年から繊維専門商社の堀越商会が販売を開始。1983年からはリー・ジャパンが運営を行っている。リー・ジャパンが1986年にエドウインの子会社となったことで、輸入、販売に加え、Leeブランドの日本国内での生産を開始した。
歴史
1889年にヘンリー・デヴィッド・リー氏が食品と生活雑貨の卸商であるエイチ・ディー・リー・カンパニーを設立し、オーバーオールなどのワークウェア(作業着)の仕入れを開始した。のちの1911年に自社工場で本格的な製造を始めたことから、ジーンズブランド「Lee」が誕生した。第一次世界大戦では、米軍のオフィシャルユニフォームに採用され、アメリカを代表するワークウェアブランドへと発展した。
1924年には、「カウボーイパンツ」と呼ばれる5ポケットジーンズを発売し、今でもLeeの定番アイテムとなっている「101」シリーズのルーツとなった。のちにこの品番は、アメリカ人俳優のジェームス・ディーンが公私ともに愛用したことで認知度を高めた。
1949年には、レディス向けライン「レディ・リー・ライダース(Lady Lee RIDERS)」をスタートした。
日本上陸は1972年。現在は、2019年4月に開設された原宿の旗艦店を中心に、国内で18の直営店を展開している。
(2019年6月現在)