概要
マンシングウェア(Munsingwear)は、「リトル・ピート」の愛称で知られるペンギンをシンボルマークとするゴルフウェアブランド。世界初のゴルフウェアブランドで、伊藤忠商事、デサント、東洋紡の3社が共同で商標権を保有している。
ペンギンのマークをワンポイントにしたゴルフウェアが有名で、「ゴルフと日常を自由に行き来できるブランドでありたい」としてライフスタイルブランドとしての発信が強まっている。
歴史
マンシングウェア(Munsingwear)の誕生は1955年。世界初のゴルフウェアブランドとしてスタートした。1956年にマンシングウェアのセールスマネージャーがニューヨークで剥製のペンギンを購入して飛行機に搭乗した際にたまたま隣り合わせた老婦人に、「こんなかわいい鳥があなたのマスコットになればいいのに」と言われ言葉がヒントとなり、ペンギンがシンボルマークとなった。
デサントがライセンスビジネスとしてマンシングウェアの取り扱いをスタートしたのが1964年。1984年には伊藤忠商事、デサント、東洋紡が日本およびアジアにおける商標権を取得。その後、伊藤忠商事が貿易、デサントが商品企画・販売、東洋紡が製造を担う体制でビジネスを展開している。なお、デサントのマンシングウェアブランドの売上高は2018年3月期で134億円。
ライフスタイルブランドとしての定着を目指し、デサントジャパンは2018年4月、マンシングウェアのグローバル旗艦店「マンシングウェアクラブハウス銀座」を開業した。銀座地区としては16年ぶりの直営店で、商品の40%を日常に使えるライフスタイルコレクションで構成。情報発信の強化と外国人観光客の取り込みを狙っている。
(2019年1月現在)