概要
ローラアシュレイ(Laura Ashley)は、キッチン雑貨、ウェア、ホームファニシングなどを取り扱うイギリス発祥のライフスタイルブランド。独特の美しい花柄プリントがブランドの特徴となっている。
世界20か国以上で販売されており、近年はブランドの世界観を表現した、ローラアシュレイホテルやローラアシュレイティールームなども展開している。
創始者の1人であるローラ・アシュレイが、故郷であるウェールズの自然と家族を大切に創り上げてきたブランドの世界観が現在でも受け継がれている。
日本では2018年9月17日まで、イオンの子会社であるローラアシュレイジャパンが事業を運営してきたが、伊藤忠商事が日本市場における独占輸入販売権とマスターライセンス権を取得。2018年9月18日から運営を始めている。
歴史
ローラアシュレイ(Laura Ashley)のブランドスタートは1953年。ローラ&バーナードアシュレイ夫妻が、ロンドンの自宅において、妻ローラのデザインによるオリジナルテキスタイルのプリントの事業を始めたのがきっかけ。
ローラアシュレイの名が世界的に広まったのは、独特の花柄プリントやフェミニンなドレスのシルエットだったが、現在では花柄だけにとどまらず、様々な柄やデザインのウェア・小物を展開している。
ホームファニシングに本格参入したのは1980年代。200種類以上のテキスタイルから作るオーダーメイドカーテンやソファをはじめ、クッションや壁紙、陶器なども展開している。日本での第1号店は、1985年にオープンしたローラアシュレイ銀座店。翌年の1986年にはローラアシュレイジャパンが設立され、その後1988年には百貨店インショップの展開を始めた。2018年9月18日から日本での事業を担う伊藤忠商事は、全国の百貨店、専門店などを通じて展開を行っており、3年後に80億円(小売りベース)の売り上げをめざしている。
(2018年12月現在)