概要
コンバース(CONVERSE)は、アメリカ発祥のスニーカーを主力とするスポーツブランド。
バスケットボールシューズの「コンバース・オールスター(通称チャック・テイラー)」や伝説のバトミントンプレイヤーのジャック・パーセルが開発に携わった「ジャック・パーセル」、★マークが入った「ワンスター」など、数々のベストセラーのシューズシリーズがある。
日本では伊藤忠商事が商標権を保有。コンバースジャパンをマスターライセンシーとして、サブライセンシーと連携を取りながらシューズ以外のウェア、雑貨の展開を進めている。シューズの販売はコンバースフットウェアが担っており、2017年春夏にはオールスター誕生100周年を記念した「オールスター100」を投入し、話題をさらった。
歴史
コンバース(CONVERSE)の創業は1908年、アメリカのマサチューセッツ州モールデンでマーキス・M・コンバースがコンバース・ラバー・シュー・カンパニーを設立したのが始まり。翌年の1909年、雨や雪の中でも作業できるラバーシューズの製造を開始した。その後、マーキス・M・コンバースは、ラバーシューズの販売が雪の多い冬場に集中することから、通年で販売できる商品の開発に着手。1917年にバスケットボール専用シューズとして「オールスター」を開発。1935年にはシグネチャーモデルの先駆けとされる「ジャック・パーセル」を発売した。
伊藤忠商事が日本での商標権を取得したのは2000年から2001年にかけて。米コンバースの経営悪化に伴うもので、2000年末にシューズ以外の全アイテムについて商標権を買い取り、2001年にはシューズの商標権も取得した。米コンバースが経営難に陥ったのは、1995年にアパレルメーカー、エーペックスワンを買収したことで多大な負債を抱えたことや1997年以降に実施したシューズ事業への積極投資が主因。米コンバースは、2001年1月にチャプターイレブンを申請し、その後、ナイキ傘下となった。
伊藤忠商事、コンバースジャパンは、シューズを主力としながら、ウェア、雑貨など幅広いアイテムを展開しており、最近ではウェアの発信を強めている。
2015年9月にはメルローズがコンバースジャパンと協業し、高感度な層に向けたコンバーストウキョウ(CONVERSE TOKYO)の出店を開始。コンバーストウキョウの人気を受けて、メルローズ、コンバースジャパンの協業第2弾として、2019年春には新ブランドのコンバーススターズ(CONVERSE STARS)をデビューさせる。
(2019年2月現在)