ANTEPRIMA


概要

アンテプリマ(ANTEPRIMA)は、日本人クリエイティブ・ディレクター、荻野いづみがイタリアから発信するレディスブランド。「アンテプリマ」とはイタリア語で「デビュー前」を意味し、女性にとってデビューに年齢は関係がないという想いが込められている。

プレタポルテ、バッグ、シューズ、ジュエリーなど豊富なコレクションを展開し、日本人らしい細やかさと洗練されたイタリアンテイストを併せ持っている。

ブランドを象徴するアイテムの1つが、1998年にデビューしたワイヤーバッグ。熟練した職人が丁寧な手編みで製作しており、パーティや、ゴルフ、オフィスなど様々なシーンで使用されている。また、トレンド感のあるバッグと小物を中心に販売する駅ビル向け業態「アンテプリマ・ミスト」も運営している。

現在、アンテプリマ、アンテプリマ・ワイヤーバッグ、アンテプリマ・ミストを合わせて世界で約80店舗を展開している。

歴史

アンテプリマ(ANTEPRIMA)のデビューは1993年。香港とイタリアに法人を立ち上げて、ブランドがスタートした。クリエイティブ・ディレクターの荻野いづみは、東京出身。1980年代に香港へ移住し、イタリアブランドのアジア展開などのリテイラーとして活躍していた。1993年のデビューから2年後の1995年にイタリアへと拠点を移し、本格的に活動を開始。同年にミラノ旗艦店を開設し、1998年には日本人女性として初めてミラノコレクションに公式参加し、ワイヤーバッグを発表した。

2002年には日本初の旗艦店を青山にオープン、2003年には「大人の女性の遊び心」をテーマにコンセプチュアルショップ「アンテプリマ・プラスティーク(現在のアンテプリマ・ワイヤーバッグ)」の展開をスタート。2009年には「アンテプリマ・ミスト」の1号店を横浜にオープンした。

(2019年3月現在)


ANTEPRIMAのブランド情報

カテゴリーレディス
イタリア
URLhttps://jp.anteprima.com/
デザイナー荻野いづみ(Izumi Ogino)

ANTEPRIMAに関連する記事

グレーターベイエリアが動き出す 8600万人の一大商圏に

2024/03/25

 香港の23年の実質GDP(域内総生産)成長率は3.2%だった。しかし以前のような勢いとは異なる。香港の小売業やアパレルメーカー、在香港日系企業に景況感を聞いても「回復基調だが景気はあまり良くない」との見方で一致す...



《FB景況・消費見通しアンケート》「物流の2024年問題」への対応、9割近くが「対策済み」「準備中」

2024/01/31

 4月から、トラックドライバーの時間外労働に年間960時間の制限が適用される。以前との比較で物流の3割以上が輸送できなくなる懸念や、荷主にも責任が問われる可能性のある「物流の2024年問題」(2024年問題)にどの...



インポートバッグ24年春夏 ミニのマチあり、種類豊富に

2023/12/25

 モデレートゾーンのインポートバッグは24年春夏、実用的で使いやすく、コーディネートのポイントになるような華やかなデザインが増える。特に目立つのは、小ぶりなサイズ感のまま、マチをしっかり付けたタイプだ。形こそシンプ...



《24年春夏トレンド》⑤スポーツミックス ヘルシーで都会的なデイリーウェア

2023/11/21

 デイリーなカジュアルスタイルが充実した24年春夏デザイナーコレクションは、軽快なスポーツアイテムを取り入れたコーディネートも目を引いた。ポロシャツやフーディー、ショートレギンス。機能的なスポーツアイテムを、その対...



「アンテプリマ」が脚本家・中園ミホさんと協業 書き下ろし本とセットの「ワイヤーバッグ」を発売

2023/10/17

 「アンテプリマ」は、脚本家の中園ミホさんと協業し、オリジナルで書き下ろしたショートストーリーブック『白椿たちへ』をセットにした「ワイヤーバッグ」を発売した。10月20日まで代官山蔦屋書店で開催している期間限定店で...



《FB景況・消費見通しアンケート》24年春の新卒採用、約4割が前年より増やす

2023/10/05

 新型コロナウイルスの感染症法の位置付けが5月に5類に引き下げられ、採用活動はコロナ禍以前の状態に戻りつつある。一方で、企業のあり方もコロナ禍を経た社会変化に対応したものへと変わりつつある。今回の「ファッションビジ...



24年春夏ミラノ・コレクション プラダの流動的なフォルムと境界

2023/09/25

 【ミラノ=小笠原拓郎、青木規子】24年春夏ミラノ・コレクションは、ボリュームのコントラストがトレンドだ。たっぷりとしたシルエットのシャツやジャケットに、コンパクトなショーツやミニスカート。小さなボトムはアウターに...



「アンテプリマ」荻野いづみさんに聞く 30周年機にアーティストとの協業強化 物だけでなくカルチャーを伝える

2023/06/23

 アイコンの「ワイヤーバッグ」が再ブレークしているアンテプリマ。客層はみるみるうちに広がり、現在は20~30代の割合が全体の約40%まで高まっている。様々な色や形が増えるなか、目立つのはアーティストとのユニークな協...



インポートバッグ23~24年秋冬 「らしさ」伝えるコンセプチュアルな物作り

2023/06/19

 モデレートゾーンのインポートバッグは23~24年秋冬、ブランドの本質へ立ち返ったコンセプチュアルなデザインが目を引く。上質なレザーやハードウェアを使った高価格帯から、ブランドコンセプトを際立たせたものまで幅広い。...



バッグ、財布企業が自社ブランド育成に力 百貨店向けはメリハリ付けて

2023/06/08

 バッグ、財布の企画販売各社は百貨店販路が縮小する中で、自社ブランドや展開アイテムの拡大などで売り上げ確保に力を入れている。 各社とも課題として大きいのが百貨店販路の縮小だ。百貨店閉店が続くほか、特にバッグ売り場が...



《FB景況・消費見通しアンケート》3分の2が賃上げ実施 ベースアップ実施は4割

2023/04/25

 岸田首相が1月、コロナ前の水準に業績が回復した企業は3%を超える賃上げを実施するよう経済界に協力を求め、それに応えるように経団連も賃上げに前向きな基本方針を掲げたことで、賃上げの機運が高まった。今回の「ファッショ...



23~24年秋冬ミラノ・コレクション 上質な素材感とポップな色柄

2023/03/01

 23~24年秋冬ミラノ・コレクションは、繊細なクラフトテクニックを生かした存在感のあるアイテムと、それをポップに表現する色柄が登場している。花柄に加えてフルーツ柄やキャンディー柄などをパステルカラーにのせていく。...