百貨店ミセス売り場の5月商戦は、消費増税前の駆け込み需要の反動減があった前年同月と同水準だったところが多い。気温が例年より早く上昇して一品単価が下がった。そんななかでも売れたのは、清涼感があるカットソーやリラックスできるパンツ。羽織りアイテムは透け感がポイントになった。（価格は税込み）
\◎阪神梅田本店「リラナチュール」 オーバーサイズのパンツ
\ナチュラル系カジュアルファッションの集積ゾーンで、40～50代が中心顧客。改装に伴い売り場面積は減少しているが、売り上げは前年比横ばいと堅調。なかでもパンツが前年比20％増とリードした。素材はリネンで、ガウチョ、ワイドなどのオーバーサイズが売れている。
\羽織りやブラウスもよく、ニットカットの良かった前年に比べて布帛に売れ筋が振れている。レイヤードファッションを好む客が多く、裾にレースが付いたノースリーブトップなど、重ね着のアクセントにできるもの、柄ではなく異素材使いで変化をつけたものが好評。今後は明るい色使いの商材を増やす。
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鮮やかなグリーンのリネンワンピース（1万7064円、「ヤラ」）、白パンツ（9612円、同）、レザーサンダル（5292円、「ブルート」）
白のリネンプルオーバー（1万7064円、「アルテポーヴェラ」）、リネンのガウチョパンツ（1万6200円、同）。中に着た裾レースのノースリーブトップ（1万2744円、「ツムグ」）
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