TSIのレディスブランド「ルフィル」25年秋冬は、定番アイテムのアップデートや合わせるアイテム、季節を問わずに着られる機能素材のアイテムなどを充実した。カラーはブラウンとグレーを軸に、トーン・オン・トーンでまとめた大人らしいクリーンな着こなしを提案する。
秋冬の定番として人気のフォックスを使ったクロップト丈のニットトップには、合わせやすいワンピースを作った。胸の下から身頃をぐるりと囲むようにタックを重ねたボリュームのあるワンピースは、一枚でも様になる。ニットトップと重ねた時に切り替え部分が自然に隠れるようにした。ニットトップと同素材のワッチキャップもある。小顔に見えるようにトップに長さを持たせている。カラーもグレーで統一し、まとまりを出す。
近年の暑さを踏まえ、素材構成も見直した。7～10月はウールの使用を減らし、ブランドで定番となっている「ソロテックス」を使ったブラウスなどを拡充した。そのほか、これまでウールで作っていたジレ（税込み3万5200円）やスカート（3万9600円）は、レーヨンとポリエステルのボンディング生地に変え、秋口からも着やすくした。
フェイクファーのアイテムにも初めて本格的に取り組む。ややフレアシルエットのジレ（8万8000円）や、毛足の長さを袖と身頃で変えた羽織り（7万400円）などがある。
スポーツラインの「ルフィルスポーツ」は、25年秋冬から販売チャネルを拡大する。昨年秋冬にスポーティーなアウターが好調だったことを受け、これまで新宿店と公式オンラインストアのみで販売していたが、一部アイテムを25年秋冬から全店舗で販売する。
中でもベンチコートやボアジャケットが売れ筋。ボアジャケットは、アウトドアブランドでも採用される保温性の高い機能素材を裏地に使用した。
