高島屋、スーツをアップサイクル 再生生地で6ブランドとの協業品を発売

2026/10/09 06:25 更新NEW!


高島屋日本橋店に開設した期間限定店

 高島屋は、顧客から回収した不要になったスーツをアップサイクルするプロジェクトを始動した。25年4月からキャンペーンを実施して約3.2トンの「休眠スーツ」を回収し、再生生地を開発。その生地を使った国内外6ブランドとの協業による8アイテムを、大型店6店で10月7日に発売した。

 スーツは表地のほか、芯地、肩パッド、裏地など異なるパーツ素材で構成されており、リサイクルが難しかったが、選別して生地に再生する。それ以外の素材は内装材や軍手などにリサイクルする。

 製品化では、伊ファクトリーブランドなどと協業する。「バルスター」のブルゾン(税込み13万7500円)、「ベルウィッチ」のパンツ(4万2900円)、「ジャブス・アルキヴィオ」のパンツ(4万4000円)などを販売する。シャツジャケット、パンツ、コートのパターンオーダーもある。

伊ファクトリーブランドなどに別注する

 再生生地の工程は、回収・選別・裁断・反毛を東谷商店(大阪府)が、紡績を三田紡績(同)が、製織を御幸毛織(名古屋市)が担う。再生糸は休眠スーツ由来の原料を約17%使用し、再利用のニット由来のわたやバージンウールを混ぜた。

 生地にできない前身頃や芯地の部分は、京都工芸繊維大学、城東テクノ(大阪市)との産学共同で再資源化。什器やハンガーにアップサイクルした。



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