レナウンの子会社、レナウンインクスは18年秋冬、紳士のラウンジウェア2ブランドの販売代行を始める。「他社の力も借りながら消費者の好みの多様化に対応する」（中角至博社長）のが狙い。オリジナルで製造販売してきたラウンジウェア「コンフォートインデックス」は休止する。また、18年秋冬には、紳士肌着と子供肌着で「東京2020公式ライセンス商品」の販売も順次、開始する。
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販売代行を始めるスイスの「スーパーナチュラル」は、日本では女性のヨガウェアとして知られる〝アスレジャー〟ブランド。レナウンインクスが扱うメンズのリラクシングウェアも、スポーツウェアとしての機能とファッション性を備える。すべての商品に天然の機能素材としてウールを使用する。Tシャツ5900円、パーカ1万5800円、パンツ1万3800円など。百貨店10店ほどで販売する予定。同時に、国内メンズブランドのラウンジウェアラインの販売代行も始める。
17年秋冬の百貨店向け販売（プロパー・セール込み）は、アンダーウェアは「アクアスキュータム」や防寒商品が伸びて前年を超えたものの、ナイトウェア・ラウンジウェアは微減、ソックスは前年割れで、全体では3％減だった。GMS（総合小売業）向けやOEM（相手先ブランドによる生産）は防寒商品を伸ばし、「この間落としてきた売り上げが下げ止まり、上向き始めた」という。
