ナルミヤ・インターナショナルは今秋から、フランスの高級ダウンブランド「ピレネックス」の販売を始める。同ブランドの日本における独占輸入販売権を持つ伊藤忠商事と、国内でのキッズ向けの独占販売権を締結した。今月末から、全国の有力百貨店で期間限定店を開き、認知を広める。
ピレネックスの特徴は羽毛の加工から製品の生産を自社工場で一貫していること。1859年、ピレネー山脈のふもとサン・セベで、羽毛を加工する会社として設立。創業当初から掛け布団やまくらなどの寝具類を作り、60年代にシュラフなどキャンプ用品をきっかけに、アパレルの製造を本格的に始めた。
現在の販路はパリの直営店や百貨店、セレクトショップなど。日本では16年から販売している。
「日本ではまだ（歴史が）浅いブランドだが、ウィメンズとメンズともに売れており、これからますます人気に火が付く」（立和洋一常務執行役員兼営業本部長）とみて、取扱いを決めた。仏産の最高級ダウンアウターで、本物志向の親の共感を狙う。
今秋冬はボーイズ5型、ガールズ3型、ユニセックス2型の計10型を揃える。サイズは130～170センチで、ベーシックなデザインで3万2000円、フード付きで7万5000円など。
初年度は常設販売をせず、売り場での反応を見る。本国では春夏向けにロゴのTシャツなども出しているが、日本では秋冬向けに絞る方針だ。
