ミズノ、リオ五輪向け新作競泳水着

2015/11/09 12:35 更新


 ミズノは国際水泳連盟(FINA)が承認した競泳水着の2016年モデルを発表した。「三種の迅着(じんぎ)」と銘打った新作モデルは水着、ゴーグル、キャップの3点で選手の泳ぎをサポートする。

 新作モデルは「入水時」「水中推進時」「泳動作時」の3シーンの泳ぎに着目し、抵抗の削減を実現した。水着は生地を二重で使用できる範囲の制限がなくなったことで、下半身のサポートエリアを広げフラットな姿勢で力強いキックを打つ機能を高めた。ゴーグルは樹脂パーツでレンズの上下を抑えた新形状で、入水時に受ける衝撃(ゴーグルを回転させる力=トルク)を93%削減(12年モデル比)した。キャップは3モデルすべてに3D形状を採用し、ゴーグルとキャップを合わせて頭部の抵抗を7・8%削減した。

 会見に出席にした競泳の萩野公介選手(東洋大学)は「特にゴーグルはつけた瞬間フィットが全然違う。レースにのぞむ安心感、安定感がある」と語り、星奈津美選手(ミズノ)は「リオ五輪で着る水着。進化して水着を生かしたい」と語った。価格は「GXソニックⅢST」(男性2万3000円、女性3万4500円)、「GXソニックⅢMR」(同)。



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