「ビス」24年春夏 KカルチャーやY2Kを通勤スタイルにプラス

2024/01/25 06:28 更新


 ジュンの「ビス」は、23年秋冬から韓国ファッション好きの若者をターゲットに、商品のバリエーションを拡充している。これまで好評だった通勤スタイルは残しつつ、KカルチャーやY2Kを感じさせるトレンド感のあるアイテムを増やし、客層を広げる狙いだ。24年春夏は、ヘルシーな肌見せやレトロガーリーなアイテムが主役。スポーティーなブランドに別注した商品とミックスしてスタイリング提案する。

(松本寧音)

 脇の辺りから斜めにハーフジップを入れたセーター(税込み4990円)、オフショルダーのマルチボーダーのロングTシャツなど、ヘルシーな肌見せを取り入れたカジュアルアイテムが揃う。デニムのクロップト丈のジャケットやビュスティエ、ロングスカートなどのデニムアイテムも多い。

 アクセントとなるのは、スパンコールのビュスティエやセーターの袖の先にだけ箔(はく)プリントをしたものなど、きらきらしたアイテム。加えて、「コンバース」「リーボック」「グラミチ」「プーマ」などに別注したアイテムだ。トラックジャケットやカーゴパンツ、カーゴスカートなどがある。渋谷のギャルカルチャーを代表する「ラブボート」に別注したクロップト丈のスウェットシャツなどもキャッチーだ。

スポーティーな要素をミックスしてスタイリング。右のトラックジャケットとフレアスカートは「コンバース」に別注
「ラブボート」に別注したスウェットシャツやトートバッグなど

 23年秋冬から当該商品の企画を強化し、10代後半~20代後半の客層が徐々に広まってきた。24年は商品だけでなく、店舗の見せ方にも手を加えていく。韓国のブランドをセレクトして販売するイベント「マーケットビス」も始めている。

1月から始めた「マーケットビス」。韓国ブランドをセレクトして販売する


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