国産綿花の価値を可視化 「JINコットン」実証運用へ

2026/09/30 06:25 更新NEW!


 国産綿花の新たな指標「ジャパニーズ・インテグリティ・コットン」(JINcott、JINコットン)が実証運用に入る。栽培履歴などを開示することで国産綿花の価値を可視化し、付加価値向上や生産の継続・拡大につなげる。

 JINコットンは、2025全国コットンサミットin天理実行委員会が提唱して始まった。日本国内で栽培された綿花を対象に、農薬や化学肥料の使用・不使用だけでなく、実際の栽培内容を偽りなく記録・開示することを重視する。オーガニック認証などのように一定の基準で合否を判定する認証制度ではなく、生産者自身による情報開示を基本としたサステイナブルコットンの指標と位置付ける。

 製品タグには、栽培者や栽培地、栽培年のほか、農薬・化学肥料の使用状況などを表示。QRコードから、より詳しい栽培履歴などを確認できる仕組みを想定する。

 当面は実証期間とし、タグなどの採用協力者を募りながら利用実態を把握する。今後、実際の利用状況や生産者、加工業者、販売者、消費者らの意見を踏まえ、情報開示項目や登録方法などを検討していく。

 全国コットンサミットin天理実行委員会は、綿花栽培調査報告書の発行に伴い3月26日付で解散。その後は、元実行委員長の梅田正之氏が事務局を担い、具体化作業や採用協力の受け付けを引き継いでいる。詳細は同サミットのホームページで確認できる。



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