クロシェ「神戸・山の手スカート」売れる

2017/03/06 07:00 更新


 レディスウェア製造・輸入販売、クロシェ(神戸市)の「神戸・山の手スカート」が売れている。古き良き神戸のエッセンスを少し入れ、ウエストがゴムで楽なのに、構築的でふんわりしたシルエットが支持されている。17年春夏から色数を20に増やし、本格的に販売を始めた。

 この商品はもともと、オリジナルブランド「トレコード」の1アイテムとして4年前にスタートした。なんばシティ、イオンモール岡山の直営店で販売し、毎年売り上げを伸ばすヒット商品になっている。

 光沢のあるポリエステルタフタのフレアスカートで、丈は53㌢と63㌢。価格は税込み9504円。スカート裏に中央から裾にかけて、チュールをはることで、ボリュームを持たせ、ウエストはすっきり見える。サイドポケットはスマートフォンが入る大きさにするなど機能面も考慮している。

 企画担当者は「もともと神戸の女子高を出た人が大人になってどんな服を着るか」という視点でデザインしたという。そのため、清楚で上品で、どこか懐かしさのある雰囲気を持つ。

 昨年までは10色展開だったが、1人で7、8色買う人もいるため、今春から20色に増やした。自社店舗だけでなく、百貨店催事も始めており、卸売りも予定している。2月22日から始まった岩田屋(福岡市)の催事「岩田屋定番コレクション」では、知名度が低いにもかかわらず、初日に約300着、2日目150着を売った。

神戸山の手DSCN9769
神戸の女子高OGをイメージした


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