ミニストリーのレディスカジュアルブランド「キャンディストリッパー」の23年春物は、70年代のカルチャーやファッションにインスパイアされたポップなアイテムが揃う。手描き風の花柄プリント、フリルやレースをふんだんに使ったデザインなど、ブランドらしい遊び心を落とし込んだ。
毎シーズン定番のガーリーなアイテムは、カントリーなムードだ。ビジュアルでは胸元にいっぱいリボンをあしらったコットンのブラウスや膨れジャカードのキャミソールドレスに、クロシェ編みのハットやウェスタンブーツを合わせている。
目を引くのはデニムアイテム。セーラーカラーのシャツは着丈をたっぷりと長くしてドレスに、ジャンパースカートはティアードフリルで裾を飾りロマンティックなムードに仕上げている。フレアパンツは裾とサイドにレースのフリルが付く。サロペットは手描き風の花柄プリントで遊びを加えた。
定番として出しているもう一つのライン、ストリートテイストのアイテムは、ぴったり体にフィットするシルエットが増える。インバウンド（訪日外国人）の復調でタイトなシルエットの需要が高まっており、ギンガムチェックのキャミソールやサーマルのカーディガンなどをコンパクトなサイズ感で作った。
