日本フォーマル協会はフォーマルウェアの普及を目的に、フォーマルウェアをすてきに着こなせる著名人を表彰する「ベストフォーマリスト」の授賞式を24日、東京で行った。19回目となる今回は、俳優の山本耕史さんと女優の武井咲さんが受賞した。
武井さんはドレスセラピストでデザイナーの池本紫さんによる、水龍の女神をイメージしたイエローホワイトパールのロングドレスで登場した。シンプルながら、雫（しずく）の形に大きく開いた背中でセクシーさも表している。武井さんは「高級感ある素材で、シンプルかつエレガントなドレスをという願いをかなえてくれた。フォーマルな装いをすると、女性はしぐさや内面から出るものも変わってくる」と話した。
山本さんはメルボメンズウェアーのオーダーブランド「麻布テーラー」で仕立てたミッドナイトブルーのタキシードを着用して登場した。「体に合わせてミリ単位で作り上げていくことに感動した。自分に合わせて作る初めての服がタキシードだったことを誇らしく思う」と語った。
萩原富雄日本フォーマル協会理事長は、「フォーマルのルールは相手を思いやる心が根本にある。フォーマルウェアを着る機会が増えることが人類の平和や発展につながるのではないか」とあいさつした。
