レトロ柄動く、70年代ムード本格到来

2016/03/07 06:00 更新


 レディス市場で、柄物が動き始めた。ノームコアブームで無地のコーディネートが広がり、柄もボーダーやストライプなどのベーシックな柄しか売れなかったが、今春はレトロな柄物が浮上している。

 70年代テイストは15年春夏からトレンドに挙がっているが、柄物の動きが鈍かった昨年に比べ、今年はインパクトのある柄のアイテムがしっかり動いている。

 「クルーン・ア・ソング」銀座マロニエゲート店では、インポートブランド「ソーナイス」の花柄ワンピースが、投入してすぐに完売した。4万9000円と同店の中では高く、個性の強いデザインのアイテムが、1週間経たずに完売するのは久しぶりという。「シンプルなデザインに飽き始めている」客の気分を感じている。

 スカーフ柄と無地のリバーシブルのMA‐1は、柄物に慣れない客も購入している。「フリーズマート」自由が丘店では、ネーティブ柄のロングカーディガンが売れている。「ローズバッド」新宿店でも、カタログに掲載しているバンダナ柄のワンピース(1万2800円)に期待している。



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