概要
トミーヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)は、アメリカを代表するカジュアルブランド。アメリカンプレッピーにひねりを利かせたデザインが特徴で、クラシックかつクールなイメージを発信している。
創設者のトミー・ヒルフィガー氏が今もプリンシパル(メイン)デザイナーとしてアドバイスやビジョンを示し、ウェアやライフスタイルグッズをトータルに提案している。赤、白、青を用いたロゴはアメリカンスタイルの真髄を体現するシンボルとして認知されている。
メインブランドのトミーヒルフィガー(主力ターゲットは25~45歳)に加えて、デニムラインの「トミージーンズ」(主力ターゲットは18~35歳)を展開。メンズ、レディス、子供服を販売するほか、ライセンスでフレグランス、アイウェア、時計、ホームファニシングなど幅広いアイテムを投入している。日本での事業運営を担うのは合同会社PVHジャパン。
歴史
トミーヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)のスタートは1985年。ニューヨーク生まれのデザイナー、トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)氏が自らの名を冠したメンズカジュアルウェアのコレクションを発表したのがきっかけ。
ヒルフィガー氏は、高校生だった1969年に「ピープルズ プレイス」という小さなチェーンストアを150ドルの資金でオープンしたことをきっかけにファッション業界での活躍をスタート。その後独学でデザインを勉強し、1985年に企業のサポートを得てコレクションの発表へと至った。ファーストコレクションは、ボタンダウンシャツやチノパンといった定番アイテムをモダンなシルエットやディテールにアップデートしたもの。ファーストコレクションに見られたリラックス感や若々しさは、今もトミーヒルフィガーの代表的な作風であり続けている。
2010年にはPVH傘下となり、世界90か国以上に1400を超えるショップを出店している。2014年度の全世界の売上高(小売りベース)は67億ドルで、日本国内では約140店舗、展開している。
(2019年2月時現在)