概要
ミラ・ショーン(mila schon)は、レディス、メンズ、服飾雑貨など幅広いアイテムを展開する総合ブランド。伊藤忠商事が全世界での商標権を保有しており、百貨店を中心に販売されている。
日本での事業規模は、ライセンシー26社の合算で150億円(小売りベース、2017年時点)。百貨店アパレル市場の状況を反映しピーク時からは減少しているが、コロネットが販売するレディス、ムーンバットのスカーフ、荒川のナイトウェアなどを中心に展開している。
歴史
1958年のオートクチュールコレクションがミラ・ショーン(mila schon)のブランドの始まり。1965年のフィレンツェ・ピッティ宮殿でのコレクションで、ダブルフェイス素材の発表と共に世界デビューを果たした。
デザイナーのミラ・ショーンは、好んでパリやミラノの芸術家の展覧会に足を運び、作品からインスピレーションを受けてファッションと融合させデザインに落とし込んだ。デザインの特徴は「加えていくのではなく、無駄なものをそぎ落としていく」。シンプルさを追求するスタイルがコレクション全体を通して表現されている。
日本市場ではインポートとライセンスビジネスを展開しており、2018~2019年秋冬からメンズのライセンシーがロンナーからトレンザに交代した。
(2019年1月現在)