概要
ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)は、フットベッド(解剖学に基づいて開発された中敷。足の裏の起伏に対応する立体的な凹凸が施されている)の生みの親として知られるドイツのコンフォートシューズブランド。実用性や快適性にこだわりが強いドイツのブランドらしく、卓越した履き心地、高い機能性、優れた品質を併せ持っている。
1954年から販売する「アリゾナ」モデルなど、売り上げの60~70%が定番のフットベッドサンダルだが、2013年以降、フットウェアやバッグ、ベルト、スキンケア商品などライフスタイル全般をカバーするブランドとなっている。
日本ではビルケンシュトック・ジャパンが販売を行い、三栄コーポレーション100%子会社のベネクシーが小売り、輸入卸のシードコーポレーションが卸売りを担っている。ベネクシーによると、2018年3月時点での同社の直営店は62店舗。
歴史
ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)は、1774年に誕生したドイツのコンフォートシューズブランド。1896年にはフランクフルトに2軒の靴専門店をオープンし、初めて柔軟性のあるフットヘッドの製造・販売を始めた。1925年にヘッセン州フリードベルグにある大規模な工場を買収し、生産規模を拡大。1963年には柔軟な深みのあるフットベッドが取り付けられた医療用サンダルの「マドリッド」を開発し、コンフォートシューズ分野の基礎を確立した。
1988年には環境に優しい接着剤の使用を開始。2014年にはEVA(エチレンビニルアセテート)使いのサンダル「マドリッド」の販売が日本でスタート。ビルケンシュトックでは初となるビーチサンダルに対応したモデルで、発売当初から10~20代を中心に人気となった。
(2019年3月現在)