子供と一緒に田植え体験に行ってみた。準備段階で悩んだのが、当日の格好。サイトで検索したり、経験者に尋ねたりした結果、まず汚れてもいいトップにハーフパンツ。加えて、虫などもいるのでその下にレギンスを仕込むのが良さそうと分かってきた。問題は足元だ。長靴派、素足派、靴下重ね履き派などさまざまで決定打に欠ける。
そんな中、ネットで見つけて購入したのが〝田植え足袋〟なるアイテム。足袋型の厚手の靴下の底とつま先がラバーで覆われている。はき口にもラバーが巻いてあり、緩まないようになっている。
当日はくるぶし丈の長靴も持参したが、活躍したのは田植え足袋。ぬかるみでも動きやすく、はき口から泥が入らない。編み地から水が染みる感覚が、ヒンヤリ気持ちよくもある。行き帰りにかさばらないのもポイントだ。その機能性の高さに感心してしまった。こうした品が、働く人を支えているのだなと。
一方、魚屋さんばりに胴長を着せられた子供は、長靴部分が泥にはまって抜きづらく、少々難儀していた。子供サイズの開発にも期待したい。
（維）
