【良い服を着よう】「シティ」 デザイナー 込江はるかさん


感動するファブリックでその人の生活に寄り添う

 17年秋にトウキョウベースからデビューしたレディスブランド「シティ」を担当しています。都心で働く大人の女性に向けた“スーパーファブリックブランド”というコンセプトの通り、素材に重点を置いたものづくりが特徴です。

 客層は30代を中心に幅広いですが、意外に若い方もよく来店されます。実際に店頭でお客様の声を聞いて実感したのは、素材の良い服を着たい女性が多いこと。秋冬ではウールコートやニットアイテムが売れ筋です。良い素材というのは単に値段が高いとかインポートのものということではなく、着ていてストレスがなかったり、しっくりくる感覚が大事だと思っています。ファブリックで感動するような商品を作りたい。

 例えば仕事で使えるジャケットやパンツは、着たときの格好良さや美しさとストレッチ性や軽さなどの機能性を追求しました。こうしたベーシックな商品と、見てはっとするようなインパクトのあるファブリックの商品の2軸でブランドを構成しています。

 現在、ショップは新宿など3店舗。商品に触れたり着たりすることで魅力が伝わる部分も大きいので、今後はより多くの女性に足を運んでもらえるよう認知を上げていきたいですね。その人の生活に寄り添い、朝忙しいときに選ぶ服の中にシティがあるとうれしい。刺激や信頼を感じられるブランドを目指しています。

「シティ」  デザイナー 込江はるかさん

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