概要
セオリー(Theory)は、コンテンポラリー(現代的)な女性に向けてニューヨークで誕生したファッションブランド。パンツの性能を飛躍的に向上させるストレッチ素材を用いたことで話題となり、ニューヨークから一気に日本へ広がった。ブランドコンセプトは「さりげないトレンド感のあるベーシック」。レディス、メンズアイテムを展開しており、2019年春夏コレクションからはイタリア出身のデザイナー、フランチェスコ・フッチ氏がクリエイティブディレクターを務めている。
日本に本格的に導入されたのは1999年。日本での事業運営は、ファーストリテイリンググループのリンク・セオリー・ジャパンが担っている。
歴史
セオリー(Theory)が創設されたのは1997年。実業家のアンドリュー・ローゼン(Andrew Rosen)が中心となりコンテンポラリーな女性に向けて開発した。1999年にはアンドリュー・ローゼンの友人だった故・佐々木力氏が日本に紹介し、瞬く間に人気ブランドとなった。佐々木氏はその後、リンク・セオリー・ジャパン代表取締役社長兼CEOを務めた。
当時、日本のファッション業界で「ストレッチ素材を使用したスタイリッシュなブランドがニューヨークに登場した」と評判なっており、日本での発売開始後、働く女性の圧倒的な支持を得た。のちにメンズの展開もスタートしており「革新的できわめて性能が高くスタイリッシュな服」というレディスと同様のポリシーでポジションを確立している。
2004年には日本のみの展開で30~40代の女性を対象にした「セオリー・リュクス」の販売にも着手。なお、ファーストリテイリングが2004年1月に、セオリーを展開するリンク・インターナショナル(現リンク・セオリー・ジャパン)に出資、2009年3月には公開買い付けにより、リンク・セオリー・ジャパンを子会社化した。
(2019年2月現在)