概要
オロビアンコ(Orobianco)は、イタリア・ミラノ近郊で創設されたバッグ発祥のファクトリーブランド。デザイン性と機能性を兼ね備えたブランドとして知られ、伝統的な職人技とIT技術を融合させて生み出される商品は、世界20か国以上で販売されている。
ブランドの特徴は、イタリアらしい鮮やかなカラーと自然で抜け感のあるフォルム。またイタリアの有名テキスタイルメーカー、リモンタ社の高級ナイロンを使用するなど、素材へのこだわりも強い。
アイテムはバッグにとどまらず、アパレル、雑貨、飲食、空間デザインなど事業領域をライフスタイル全般に広げている。
オロビアンコとはイタリア語で「白金」「貴重なるもの」という意味。創設者であるジャコモ・ヴァレンティーニ氏がチベットを旅している際、現地の人がカシミヤをホワイトゴールドと呼び、敬意を持って取り扱っていることに感銘し名付けた。ブランドロゴでは、カシミヤ山羊がモチーフになっている。
歴史
オロビアンコ(Orobianco)の誕生は1996年。ジャコモ・ヴァレンティーニ氏がミラノ近郊のガララーテで創設した。日本に本格的に上陸したのは1999年。高感度なファクトリーブランドとして20~30代の男性を中心に広まった。
ブランドはバッグからスタートしたが、2010年にはシューズ、サングラス、ベルト、傘などライフスタイルアイテムの製造にも着手し、2011年にはアパレル分野に進出した。
2014年にはミラノのドゥオモ広場にオンリーショップを出店。2015年に伊藤忠商事が商標権を取得するとともに、日本市場における独占輸入販売権とマスターライセンス権を獲得した。
(2018年12月現在)