概要
マリメッコ(Marimekko)は、1951年に創立されたフィンランドのファブリックブランド。
大胆な色使いと柄が特徴で、マリメッコを象徴するケシの花をモチーフにした「ウニッコ(Unikko)」柄がブランドのアイコンとなっている。テキスタイルだけでなく、その柄を使用したアパレル・鞄・アクセサリー、インテリアなど幅広いアイテムを展開している。
日本では2006年からルックが輸入・販売を手掛けている。
歴史
マリメッコ(Marimekko)の創始者はアルミ・ラティア。夫であるヴィリオ・ラティアが1949年にヘルシンキで設立したプリント会社にて数人のデザイナーを集め、新しい柄のデザインを始めたことがブランドの起源。1951年にプリントを施したテキスタイルでアパレル製品を企画しショーを開催したことで注目を集め、ショー直後にマリメッコ株式会社を設立。翌年の52年にはヘルシンキにショップをオープンした。
1950年代後半にはアメリカなどへ海外進出も果たしたマリメッコが国際的に注目を集めるきっかけとなったのは、1960年に当時の大統領候補であったジョン・F・ケネディの妻ジャクリーン・ケネディが着用し雑誌の表紙となったこと。さらに同時期に、現在ではマリメッコの代名詞的デザインとなっているケシの花をモチーフにした「ウニッコ(Unikko)」柄が、デザイナーのひとりであるマイヤ・イソラによって誕生した。
1960年後半から、1970年にかけては、日本人のテキスタイルデザイナー脇坂克二や石本藤雄がデザインチームに参加した。
色鮮やかで大胆な柄のデザインを多く持ち、世代や国を問わず愛されている。
2018年にはユニクロとのコラボ商品を販売。ユニクロの店舗やオンラインで販売し認知度を高めた。
(2018年12月現在)