概要
マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)は、イギリス発のファッションブランド。シンプル&ベーシックを基本に「伝統を大切にしながら、時代を感じ取り、物作りに反映させる」というデザイナーのマーガレット・ハウエル氏の姿勢が反映されている。
ウィメンズ、メンズに加えて、キッチン・リビング用品などの「ハウスホールドグッズ」やカフェも展開。ショップにおいても、昔のヨーロッパの建物で用いられていた古材を使用するなど、オーセンティックかつタイムレスな空間を表現している。
日本ではアングローバルが1980年代から取り扱い、1990年にはアングローバルが、英国法人マーガレット・ハウエル社(MARGARET HOWELL LTD.)を子会社化。海外、日本双方でのショップ展開を進めている。日本でのショップは路面店のほか、有力ファッションビルを中心に出店。メインラインのマーガレット・ハウエルだけでなく、カジュアルラインの「MHL.」も認知度が高い。MHL.は、マーガレット・ハウエル氏が、ワークウェアやユニフォームから影響を受けてスタートした。機能性と実用性をキーワードに、シンプルでモダンかつデイリーに着こなすことができるウェアを提案している。
歴史
マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)は、同名の女性デザイナー、マーガレット・ハウエル氏が1970年にメンズシャツを発表したことからスタートした。古着のような風合いとシルエットがUK版『VOGUE』で注目され、1980年にはウィメンズも発表した。
日本との関連では、アングローバル(当時の社名は栄和)が1981年に英国法人マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL LTD.)とライセンス契約を締結してアパレル事業に進出。1983年には直営店の展開をスタートした。
アングローバルはその後、1990年には英国法人を子会社化し、1996年にはフランス法人のMARGARET HOWELL (FRANCE) S.A.R.L.を設立。グローバルでの事業運営に着手した。
1999年には旗艦店を渋谷区神南に開設し、2002年にはロンドン・ウィグモアストリートに旗艦店をオープンした。
2003年にはカジュアルラインの「MHL.」をスタート。2004年にはサンエー・インターナショナルがアングローバルを子会社化した。
2008年には表参道、2009年にはパリ・マドレーヌに旗艦店をオープン、2009年にはMHL.のオンリーショップを代官山に開設した。
(2019年3月現在)