概要
3コインズ(3COINS)は株式会社パルの運営する300円を中心価格とした雑貨の小売業態。キッチングッズ・バスアイテム・インテリア雑貨・靴下・アクセサリーなど幅広い商品を揃える。アパレル専門店のパルグループが着手した初の雑貨業態でもある。
大型店の「スリーコインズプラス」(3COINS+plus)、駅ナカ業態の「スリーコインズウープス」(3COINS OOOPS!)などの派生業態も展開している。
歴史
3コインズ1号店は1994年にオープン。梅田・茶屋町に出した店舗面積33平方メートル前後の路面だった。初期の頃の品揃えは、キッチン周りの雑貨が中心でソックスや少量のアクセサリーなどで構成。オリジナル商品はまだなく、メーカーや問屋を回っての買い付けなどで品揃えを実現していたが、300円という価格とファッション切り口の提案が受け、立ち上げから4~5年で店舗数は10店前後に広がった。
その後、店舗オペレーションの改善やオリジナル商品の開発などを進め、店舗数も着実に拡大。店舗数が100店舗を超えた2013~2014年ごろからブランドの認知度がさらに高まり、出店オファーや取材依頼が増加。シーズン性や話題性のある商品提案を強めるとともに、300円という均一価格に縛られない提案にも踏み切るなど様々な施策にトライ。売り上げは2011年度(12年2月期)から2ケタの成長を続け、2016年度(2017年2月期)には200億円を突破した。
2018年2月期末での店舗数は181店舗。売上高243億円となり、パルグループ全体を支える最も大きな柱となっている。
(2018年12月現在)