【性病流行中】長引く性病 AMRウレアプラズマにご注意!

2026/03/26 (2026/03/26更新)

株式会社メタボスクリーン


株式会社メタボスクリーン
ー難治性ウレアプラズマ、治らない理由は薬剤耐性かも?―

近年、顕著な拡がりを見せる「ウレアプラズマ感染症」は、完治が難しい性病のひとつとして、治療の現場で大きな問題となっています。
そこで当検査所では、市中に拡がるウレアプラズマを研究対象に選び、各種抗菌薬の効果に影響することが知られる遺伝子について解析を行いました。その結果、当検査所が収集したウレアプラズマ陽性検体では、大多数の場合で薬剤が効かなくなる遺伝子変異(薬剤耐性、AMR)が起きていることが確認されました。
ウレアプラズマは治療が難しい性病として知られます。今回、当検査所が得た知見により、これまでなかった効果的なウレアプラズマ治療が実現できるものと期待いたします。






概 要
当検査所では、リスクグループを対象に年間1000人分の「無料検査」を提供しております。本研究は、「無料検査」を通して、研究目的での利用にご同意をいただいた皆様の陽性検体を活用して行われています。
今回は、全体的に陽性率が高く、治療現場でも問題となっている「ウレアプラズマ」を研究対象に選び、抗菌薬の効果を失わせる「薬剤耐性遺伝子」の保有状況について解析したのでご報告します。

ここで「薬剤耐性:Antimicrobial Resistance(AMR)」とは、これまで効いていた抗菌薬が効かなくなることです。長年にわたり抗菌薬が乱用されてきたために、病原菌の方が抗菌薬を無効化するように進化してしまったのです。性感染症に限らず多くの感染症でAMR化が進行しており、2050年には癌で亡くなる方より薬剤耐性菌で亡くなる方の方が多くなるとの予測もあります。容易に完治できたはずなのに、まったく治らない致命的な病原菌に変化するという恐ろしい現象ですが、性病のAMRも全く同じメカニズムで進行しています。

AMRは世界的な問題としてクローズアップされています。
 参考:薬剤耐性 | 公益社団法人 日本WHO協会
 参考:薬剤耐性(AMR)対策|厚生労働省

当検査所の取り組み
当検査所では、性病検査を体験してもらうことで、性病への関心と知識を深めてもらいたいと考え、年間1000名分の性病無料検査を実施しています。

キャンペーン詳細はこちら






研究テーマ:ウレアプラズマの薬剤耐性遺伝子保有状況の調査

<研究材料>
「無料検査」でご提出いただいた検体のうち、2025年2月~2025年7月までの期間にウレアプラズマ陽性であった任意の60検体を本研究に用いました。ご協力いただいた皆様には、本稿を借りて厚くお礼申し上げます。

<解析対象遺伝子>
性病治療の現場で多用される抗菌薬である、マクロライド系、ニューキノロン系およびテトラサイクリン系に対する、それぞれの薬剤耐性(AMR)遺伝子を解析しました。


結果と考察
今回の解析対象検体において、性病に定義されるウレアプラズマ2種類のうち、
ウレアプラズマ・パルバム(U. parvum)のみ感染 51.7%、
ウレアプラズマ・ウレアリティカム(U. urealyticum)のみ感染 41.7%、
両方に感染している重複感染 6.7%
という結果でした。

ウレアプラズマ・パルバムとウレアプラズマ・ウレアリティカムは大きな偏りなく感染が拡がっている。両方に感染している割合も高いことから、治療されずに感染が拡がる実態が浮かびあがった。


これらのウレアプラズマに対して、上記3種類のAMR遺伝子の有無を解析したところ、1種類以上のAMR遺伝子を保有する割合は98.3%、2種類以上のAMR遺伝子を保有する割合は75.0%という極めて高い割合でした。なお、重複感染しているすべてのケースで、2種類以上のAMR遺伝子が検出されました。

良く使われている抗菌薬の少なくとも一つはウレアプラズマに効果がない。別の抗菌薬に変えても4分の3(75%)の場合で効果が出ない可能性がある。


このように高い確率でAMR遺伝子を保有することは、ウレアプラズマ治療の難しさを説明するうえで重要な知見と言えます。すなわち、ウレアプラズマ治療の初期段階で、効果のない抗菌薬が使われている可能性が高いことを示します。逆に、治療開始段階でAMRを回避する適切な(効果が見込める)抗菌薬を投与できれば、ウレアプラズマの治療効果は格段に向上すると考えられます。

その他の知見
本研究過程において、ウレアプラズマと並んで抗菌薬が効きにくくなっているマイコプラズマ感染症についても、同様にAMR化が進んでいることを把握しました。遺伝子解析の結果からAMRではないと考えられる割合は、わずかに13.3%(暫定値)にとどまり、マイコプラズマにおいてもAMRの割合は高水準に上るものと予想されます。
また、近年ではクラミジアにおいてもAMR化が進行していることが知られており、今後、薬剤の効かないAMR性病が益々拡がることが危惧されます。

サービスへの反映
ウレアプラズマを始め、容易に性病が治らない場合、薬剤耐性(AMR)のために抗菌薬が無効化されていることが考えられます。そこで当検査所では、薬剤耐性を事前に調べるサービス「AMRお薬チョイス」を提供することといたしました。
ウレアプラズマのほか、マイコプラズマ、クラミジア、淋菌のAMR遺伝子を解析することができます。「AMRお薬チョイス」のご利用により、効果が見込めない抗菌薬の投与を事前に回避し、より効果的な性病治療につながることを期待いたします。

ウレアプラズマ
AMR遺伝子検査


マイコプラズマ
AMR遺伝子検査


クラミジア
AMR遺伝子検査


淋 菌
AMR遺伝子検査



ご案内
リスクグループを対象とした「無料検査」は、好評につき本年も継続中です。
ご自身の健康管理とあわせて、当検査所の研究にもご協力を賜りたく、ご応募をお待ちいたします。

検査実施場所
【STDバスター吉原検査所】
  東京都台東区千束4-28-2

【日本感染症検査研究所】(登録衛生検査所)
  登録番号:5令台台健生い第263号
  東京都台東区日本堤1-32-3 梅舟ビル
  Tel: 03-6458-1883
  E-mail: info@kansensho.com
  HP: https://kansensho.com/





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