~「エコテックス(R)」に続き国際基準に挑戦。自社廃材を活用したアップサイクルブランド「FUTAKATI」など、持続可能なものづくりを加速~
株式会社二口製紐(本社:石川県かほく市高松49-66、代表取締役社長:二口 卓、以下「当社」)は、当社の温室効果ガス排出削減目標が、国際的なイニシアティブであるSBTi(Science Based Targets initiative)が定める「中小企業版SBT」の認定を取得したことをお知らせします。
なお、本取り組みは興能信用金庫がe-dash株式会社と連携して提供する「中小企業版SBT認定取得支援パッケージ」を活用した初の事例(活用第1号企業)となります。

■SBT認定を取得した当社の温室効果ガス排出削減目標について
当社の温室効果ガス排出削減目標は、次の通りです。【2030年度目標】
● Scope 1およびScope 2(※1): 2025年度比で 42%削減
● Scope 3(※2): 排出量の把握および削減に向けた取り組みの実施
※1 Scope 1: 自社での燃料使用等による直接排出
Scope 2: 他社から供給された電気・熱・蒸気等の使用に伴う間接排出
※2 Scope 3: Scope 1・2以外の間接排出(サプライチェーン排出)
なお、本目標の策定および排出量の算定にあたっては、興能信用金庫がe-dash株式会社と連携して提供する「中小企業版SBT認定取得支援パッケージ(※3)」を活用いたしました。同パッケージに含まれるCO2排出量可視化プラットフォーム『e-dash』による精緻なデータ算出に加え、社員教育などのサポートを受けることで、現場社員の意識向上と国際基準に準拠した目標設定を完了いたしました。
※3 「中小企業版SBT認定取得支援パッケージ」について
興能信用金庫がe-dash株式会社と連携して企業向けに提供する、温室効果ガス(GHG)の可視化からSBT認定の取得までを包括的にサポートするサービスです。 可視化・取得支援に加え、社員教育や広報活動支援までをパッケージ化しています。
■ SBT認定取得の背景と目的
当社はこれまでも、安心・安全をコンセプトにしたものづくりを推進し、繊維製品の安全性を証明する国際認証「エコテックス(R)スタンダード100」を取得するなど、環境や安全に配慮した取り組みを重ねてまいりました。昨今、グローバルな脱炭素の流れが加速する中、今後は企業の規模に関わらず、具体的な環境対策が当たり前に求められる時代になると確信しています。
当社はお取引先様にとって「共に持続可能な成長を目指せるパートナー」であり続けるため、さらなる環境負荷低減と企業価値向上を目指し、その具体的な一歩として、国際基準であるSBT認定の取得に踏み切りました。
今後は、小規模事業者における脱炭素経営のモデルケースとなることを目指し、サプライチェーンから求められる環境課題に対して先んじて取り組みます。
■ 今後の具体的な取り組み
当社は、圧倒的に電力使用量が多い製造環境の特性を踏まえ、本目標の達成に向けて、現場の意識改革と合わせて以下の具体的な取り組みを推進してまいります。
● e-dashによる社内勉強会を実施し、組織一丸となった脱炭素経営をスタート
● 高効率な省エネ対応エアコン等の設備導入によるエネルギー消費の最適化
● 社用車の計画的な入れ替え(EV化・低燃費車への移行)の検討
● 無駄を削減するための社内省エネアイデアの募集と、社員の環境意識向上
【独自のサステナブルな取り組み】
当社では、自社の製造工程で出る廃材などを活用し、カバンや小物雑貨へとアップサイクルして販売する独自ブランド「フタカチ(FUTAKATI)(※4)」を展開しています。「フタカチ(FUTAKATI)」はその洗練されたデザインやサステナブルな趣旨に多くのご支持をいただき、都内有名美術館のミュージアムショップでも取り扱われるなど、大きな反響を呼んでいます。また、今後は廃棄するゴム製品をRPF(固形燃料)化し、他産業の熱源として再利用してもらう計画も進めており、資源循環型のエコシステム構築にも注力しています。

フタカチ(FUTAKATI)のカバン
※4 「二口(ふたくち)製紐の付加価値」「再びの価値」という意味合いを込めて命名
■ 株式会社二口製紐 代表取締役 二口 卓 のコメント

代表取締役 二口 卓
中小企業、特に弊社のような規模の事業者にとって、SBTが求める国際水準の維持と削減への挑戦は決して容易なことではありません。自社の排出量を初めて可視化した際は、その数値を本当に減らしていけるのかという不安もありました。
しかし、安心・安全なものづくりを志す一企業として、今後必ず必要とされるこの取り組みに先んじて挑戦することは、弊社の価値を大きく向上させる原動力になると確信しています。
弊社のような小規模事業者であっても、国際基準の目標を掲げることで環境対策をリードできるという姿を示したい。そして、環境配慮型の製品が『付加価値』として当たり前に認められる世の中を目指し、私たちが市場の変革を主導していく。そのくらいの強い覚悟を持って、今回の認定取得に踏み切りました。
お取引先様をはじめとするステークホルダーの皆様とともに、脱炭素を進めるパートナーとして持続可能な未来を築くため、社員一丸となって一歩ずつ着実に取り組んでまいります。
■ e-dash導入をご支援いただいた興能信用金庫地域支援部 白坂 泰規 様からのコメント
当金庫は資源エネルギー庁が推進する「省エネ・地域パートナーシップ」等への参画を通じ、地域の脱炭素化と持続的な発展への貢献を目指しております。お取引先やサプライチェーンからの環境対応要請が高まる中、アップサイクルブランド「フタカチ(FUTAKATI)」など先進的な活動を展開される株式会社二口製紐様より、さらなる企業価値向上やGX推進への強い想いを伺い、今回のe-dash導入を通じたご支援に至りました。
CO2排出量の可視化はゴールではなく、本格的な脱炭素経営のスタートラインです。今後もe-dash株式会社と連携し、具体的な削減施策の実行をはじめ、新商品開発や販路拡大など、地域のトップランナーである二口製紐様の取り組みを継続的に伴走支援してまいります。
■ SBT(Science Based Targets)について
SBTとは、パリ協定の目標(世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求する)が求める水準と整合した、5年~10年先を目標年として企業が設定する、科学的根拠に基づいた温室効果ガス削減目標です。この目標を審査・認定するのが、CDP、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)による共同イニシアティブであるSBTi(Science Based Targets initiative)です。
中小企業版SBTは、中小企業が現実的かつ効果的に排出削減に取り組むための専用枠組みとして位置付けられています。
● SBT公式サイト: https://sciencebasedtargets.org/
■ 会社概要
● 社名: 株式会社二口製紐● 本社所在地: 石川県かほく市高松49-66
● 代表者: 代表取締役 二口 卓
● 事業内容: 繊維製品製造
● 設立:1971年1月6日
● URL: http://futakuchi.jp

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