概要
ミキハウス(Miki HOUSE)は、三起商行が展開する子供服ブランド。新生児から6歳くらいまでの子供を対象に、新生児、トドラー、キッズ用に加えてフォーマルアイテムまでを揃える。また、ミキハウスのインブランドとして、デニムアイテムを中心に展開するアメリカンカジュアル「ミキハウスダブルB」がある。
ブランドプロミスは「子どもと家族の毎日を笑顔でいっぱいに」。
国内では約160店の直営店を運営し、海外でも、パリ、ロンドン、モスクワ、キエフ、ニューヨーク、シンガポール、ジャカルタ、北京、上海など13か国の主要都市に約50の店舗を構えている。
歴史
ミキハウス(Miki HOUSE)を展開する三起商行の創業は1971年、ベビー・子供服の製造卸、三起産業としてスタートした。1978年に三起商行を設立し、京都BALに初の直営店をオープンしたことを契機にブランドとして確立した。
ミキハウスのブランド内に様々なラインやインブランドを展開し、1987年にトラディショナルラインの「ミキハウスコレクション」、1989年に新生児向けの「ミキハウスファースト(現在はミキハウスに統一)」、1998年に「ミキハウスダブルB」などを発表している。
ミキハウスは、主に「ベビー」「ボーイズ&ガールズ」「フォーマル」の3つのラインに分けて展開している。
ベビーラインは、身長45~90センチ、年齢0か月~2歳までを対象に、出産準備用品からおむつ、ベビー服、寝具、ベビーカー、チャイルドシートなどのアイテムを揃え、特にベビー服に関しては、日本製にこだわっている。
身長70~140センチ、年齢6か月~9歳ごろを対象にするのは、ボーイズ&ガールズ。赤をキーカラーに、素材や色、デザイン、着心地の良さを重視したウェアを提案する。ウェア以外にバッグ、帽子、ランドセルなどもトータルで打ち出し、シューズは40年以上にわたって支持されている。
入園・入学、七五三、発表会など様々なセレモニーに向けて提案するのがフォーマル。サイズは95~130センチで、対象年齢は2~8歳ごろ。幼稚園受験や小学校受験用のウェアやアイテムも展開している。
インブランドのミキハウスダブルBは、デニムとブランドキャラクターの黒クマのBくんをモチーフにしたアイテムで、ユーモアや遊び心のあるアメリカンカジュアルを提案する。
サイズ展開は70~130センチ。一部140センチ、150センチ、大人用サイズも展開する。対象年齢の6か月~9歳ごろ。
ミキハウスは、三起商行の全社売上高(2019年2月期)の40%を占める主力ブランドで、インバウンド(訪日外国人)の取り込みや出産準備期間を含めた接客サービスが高く評価されている。
(2019年6月現在)