界隈マーケのKEEN、ギフティングにおける商材と界隈の相性を事前に見立てる「界隈シミュレーター」の提供を開始

2026/07/30 (2026/07/30更新)

KEEN株式会社


KEEN株式会社
生成AIを活用した界隈マーケティング支援を行うKEEN株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小倉一葉、以下「KEEN」)は、インフルエンサーマーケティングのプランニング・実行・検証をデータドリブン・AIドリブンで支援する構想「界隈インテリジェンス」の第二弾として、ギフティング施策の実施前に「どのアイテムが、どの界隈と、どれだけ相性が良いか」を見立てるシミュレーションエンジン「界隈シミュレーター」の提供を開始しました。
本エンジンは、これまでKEENが実施してきたギフティング施策で実際に観測された結果(どの界隈で、どのような商材が、どの程度受け入れられたか)を「KEEN界隈DB」として構造化した実績データを基盤とします。施策の前に相性を見立てることで、興味を持たれにくい商材が界隈に届いてしまう「ミスマッチ」を減らし、ブランドにとっては施策の確度を、クリエイターにとっては受け取る依頼の納得度を高めることを目指します。



◆背景:ギフティングにおける「ミスマッチ」という課題

インフルエンサーマーケティング、特にギフティング施策においては、これまで施策設計の多くをフォロワー数やエンゲージメント率といった表層指標に依存してきました。しかし、クリエイターがその商材に実際に興味を持ち、自身の言葉で語りたいと思えるかどうかは、商材の特性と、そのクリエイターが関心を寄せる界隈の文脈との相性によって決まります。表層指標だけでは、この相性を事前に見通すことは困難でした。
その結果として起きていたのが、双方にとっての機会損失です。ブランドにとっては、関心を持たれにくい相手に商材が届き、施策が意図した形で伝わらない、クリエイターにとっては、自分の関心と噛み合わない商材の依頼が繰り返し届く。KEENは、この「相性の見立て」の精度を上げることが、ブランドとクリエイターの双方にとって意味のある改善につながると考えています。
KEENは2024年から、実際のギフティング施策において観測された結果を「KEEN界隈DB」として構造化・蓄積してきました。「界隈シミュレーター」の見立ては、この実際に起きたことの積み重ねの上に成立しています。

◆「界隈シミュレーター」の概要

施策条件(商材・訴求コンセプト・対象界隈・配布規模)を入力情報として、以下の情報を出力します。
- 界隈別の相性スコア:どの界隈の関心とマッチするかを測定する
- 想定される投稿率・投稿本数、インプレッションの見立て(点推定ではなく、レンジと確信度を付与)
- その界隈で関心を集めやすい商材の側面の推定:その商材のどの特徴が、その界隈の関心事として受け止められやすいか
- その界隈の関心とマッチしない訴求の事前検知:無理のある依頼を設計段階で避ける
- 相性の観点からの候補クリエイターの提案

出力はあくまで事前の「見立て」であり、確定的な予測ではありません。実際の投稿の有無・内容は、すべてクリエイター本人の判断に委ねられます。

◆提供実績と予実検証ループ

「界隈シミュレーター」はすでに化粧品・美容領域のクライアント企業の施策設計に活用されており、配布候補の検討、送付人数の配分設計に用いられています。
KEENは本エンジンの中核KPIを「見立てと実測の乖離率」に置き、すべての提供施策で見立て→実測→誤差分析のループを回しています。
今後「界隈シミュレーター」は、KEENの界隈ギフティング/界隈コンサルティング支援の一環として提供します。
- 対象 化粧品・美容領域を中心としたブランド企業
- 提供内容 界隈相性シミュレーション+施策実行+予実検証レポート
- お問い合わせ bizdev@keen-inc.com

◆「界隈インテリジェンス」と今後の展開

「界隈シミュレーター」は、KEENが2026年7月に発表したソリューション構想「界隈インテリジェンス」の第二弾にあたる取り組みです。同構想は、AIドリブンでインフルエンサーマーケティングを総合的に支援するもので、ブランド担当者には界隈データにもとづく精度の高い意思決定を、クリエイターには埋もれがちな才能が正当に評価される機会を、生活者には自分の関心に合った商品・サービスとの自然な出会いを届けることを目指しています。
「界隈インテリジェンス」構想紹介ページ:https://kaiwai.keen-inc.com/platform

今後は、施策の結果データにKEENが持つデプスインタビューなどの対人リサーチを掛け合わせることで、「何が起きたか」だけでなく「なぜ起きたか」を含めた立体的な理解を可能にしていきます。また、リサーチ企業や企業が保有する購買データとの連携も視野に入れており、ギフティング施策の効果を投稿の広がりにとどまらず、ROASの最大化まで一気通貫で捉えることを目指します。

◆KEEN株式会社 代表取締役 Founder&CEO 小倉一葉のコメント



インフルエンサーマーケティングの意思決定は、長らく「誰に頼むか」という属人的な勘に依存してきました。その結果として起きていたのは、興味を持てない商材の依頼がクリエイターに届き、ブランドの想いも伝わらないという、双方にとっての損失です。
私たちが挑戦しようとしているのは、その相性を実際の結果データから事前に見立て、ミスマッチを減らすことです。界隈シミュレーターの本質は、見立てを出すことそのものではなく、見立てと実測の乖離を計測し続けるループを、実際のクライアントワークのなかに実装したことにあります。当たる範囲と当たらない範囲をデータで切り分けながら、意思決定を支える仕組みを一つずつエンジニアリングしていきます。



◆KEEN株式会社について

生成AIを活用した"界隈マーケティング"支援サービスを展開するKEEN株式会社は、「働く個人が第三のコミュニティを持ち活動することで、様々な"出来ない言い訳"から人々を解放し世界を変えるムーブメントをつくる」をビジョンに2019年に設立しました。特定の興味関心を持つコミュニティ(界隈)の熱量を独自のデータベースで可視化・分析する「KEEN界隈DB」の開発と、「KEEN界隈DB」を活用したマーケティング支援を行っています。感覚的になりがちなファンの熱量を分析することで企業のマーケティング活動を支援し、一過性のバズではない持続可能な経済圏の創出に取り組んでいます。情報セキュリティの国際規格「ISO/IEC 27001」認証を取得しており、これまでに株式会社フリークアウト・ホールディングス等からの資金調達を行っています。
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