概要
フィラ(FILA)は、イタリアのビエラで生まれたスポーツブランド。ファッション性の高いスポーツウェアが特徴で、なかでも著名なテニスプレイヤーが着用したことによりテニスウェアとしての認知度が高い。
ウェアだけでなく、バッグ、シューズ、インナー、ソックスといった幅広いアイテムが展開されており、近年ではフレグランスも展開している。
日本では伊藤忠商事がマスターライセンス権を保有し、2018年末時点のサブライセンシーは16社19アイテム。
歴史
フィラ(FILA)が創設されたのは1911年ですでに100年以上の歴史を持つスポーツブランド。フィラ兄弟がイタリア・ビエラでニット素材工場を作ったのがブランドの始まりで、その後オリジナルのアンダーウェアの販売を開始した。
1970年代に入ると、コットンリブを用いたスポーツウェアを発売し、この素材を使用したスポーツウェアを発売し、それまで白一色だったテニスウェアに色を加えたデザインは一躍注目を集めた。
1976年にはテニスのトッププレイヤー、ビヨン・ボルグがフィラのテニスウェアを着用しウィンブルドンで初優勝したことによりフィラの知名度がアップした。今ではスポーツにとどまらずライフスタイル全般のブランドとして認知度を高めている。
日本では伊藤忠商事が2006年に日本でのマスターライセンス権を取得。国内での事業規模(小売りベース)は、2015年が214億円、2016年が227億円、2017年が235億円と順調に拡大している。好調の背景は、ファッション性の高いスポーツブランドというイメージが浸透しているためで、若年層からの人気が続いている。
(2019年1月現在)