概要
エーグル(AIGLE)は、ラバー使いのレインブーツが有名なフランスのスポーツカジュアルブランド。ブーツだけでなくアウトドアに適したウェアやリュックなどのアイテムを揃え、フランスらしい上品なスタイルを打ち出している。
ブランドのアイコンとなっているレインブーツは、今もフランスにおける伝統的な製法でハンドメードで生産されている。
日本では、ヤマトインターナショナルが1993年からライセンシーとして事業を展開。2015年8月期の売り上げが61億円となる事業規模まで成長させた。ヤマトインターナショナルとの契約は2017年2月末で終了し、以降はラコステジャパンが、日本でのエーグルの販売を担っている。
歴史
エーグル(AIGLE)は、1853年にパリから列車で2時間ほどのフランス・ロワール地方で、実業家のヒラム・ハッチンソン氏が、ラバー工場を設立したのがはじまり。
地元の優れた職人を集め、ファーマーや田舎暮らしの人々の日常生活に役立つ天然ゴム素材のブーツを生産し、上質な天然ゴムが持つやわらかく返りの良い履き心地は、長時間履き続けても疲れないブーツとして支持を得た。
1920~60年代には、スポーツやレジャー向けにラバーとキャンバスを用いたシューズ、1972年にはミュンヘン五輪のために、現在も有名なブルーのセイリングブーツを開発した。
1989年にパリ中心部のサンジェルマン通りに初のエーグルショップをオープンした。
日本では、1993年からヤマトインターナショナルがライセンシーとして日本での事業を開始。同年に東京でアジア初のショップを開設し、現在アジアには250以上のショップを展開している。2017年3月からの日本での事業は、ヤマトインターナショナルから引き継いだラコステジャパンが運営している。
(2019年4月現在)