キューサイと九州大学ほか2者での共同研究が世界最大級の学術ジャーナル『Scientific reports』に公開されました

キューサイ株式会社(本社:福岡市中央区、代表取締役社長:石川 順朗)は、国立大学法人九州大学大学院 医学研究院 衛生・公衆衛生学分野(所在地:福岡市西区、教授:二宮 利治)、公益社団法人久山生活習慣病研究所(所在地:福岡県糟屋郡、代表理事:清原 裕)、ヒュービットジェノミクス株式会社(所在地:東京都台東区、代表取締役社長:一圓 剛)の3者 と共同研究を行い、肌年齢と生活習慣の関連を見出しました。本研究は、九州大学と久山生活習慣病研究所が連携して長年蓄積してきた健康診断データと生活習慣の情報を組み合わせて解析した日本初(※)の取り組みで、この研究成果は自然科学と健康科学のあらゆる分野を対象とした世界最大級の学術ジャーナル『Scientific reports』に公開されました。
※肌年齢と生活習慣の関係性を確認した取り組み、2025年11月時点(キューサイ 調べ)
【論文】タイトル:Risk factors associated with higher skin age relative to chronological age in community-dwelling middle-aged Japanese adults
「地域在住の中年日本人成人における、実年齢に比べて高い皮膚年齢に関連するリスク因子」
【掲載誌】『Scientific reports』2025年11月23日公開
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41276635/
■共同研究の背景
肌の状態と生活習慣の関係性を明らかにした日本初の地域疫学研究
当社は企業ミッションに「ウェルエイジングの浸透・普及」を掲げ、企業活動に邁進しております。またウェルエイジングな生き方を叶えるためには、カラダ全体の「恒常性バランス」を維持することが重要だという考え方のもと、そのバランスを【ヒューマンダイヤモンド】と名付け、単に健康であるだけでなくバランスの維持に着目しています。
今回、身体的な衰え(老化)はヒューマンダイヤモンドの乱れによって引き起こされること、またその乱れは生活習慣との関係性があると仮定し、エイジングと生活習慣の関係性について実証するために、共同研究を実施しました。本研究は、昨年10月にβ版のサービスを開始した当社の新サービス「myme(マイミー)」の基盤の考え方となるもので、地域住民において 肌年齢とさまざまな生活習慣、健診調査結果との関連性を解析した日本初(※)の取り組みです。
※「myme」の詳細はこちら▶ https://corporate.kyusai.co.jp/myme/

■概要
手法 :地域住民を対象とした疫学調査(横断研究)
対象者 :福岡市久山町住民 527名
実施期間 :2023年11月~2025年3月
解析方法 :各種危険因子と肌年齢の関係を検討。
本研究は従来「久山町研究」を行う九州大学・久山生活習慣病研究所、そして本研究の活用をご支援いただくヒュービットジェノミクス社、計3者 との共同実施となりました。生活習慣が将来のどのようなエイジング課題と関係するのかを見出すための検証をするため、アンケートや血液などの各種検査を行ったものです。
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<久山町研究とは>
「日本の一般住民を対象に、60年以上にわたり行われている世界有数の長期・高精度の疫学追跡研究」で、その特徴は以下のとおりです。
全住民対象の包括的調査
福岡県久山町の住民をほぼ全員対象にし、参加率が極めて高い。
1.長期間の追跡
1961年から現在まで60年以上継続しており、生活習慣・疾病・死亡原因を詳細に追跡。
2.臨床・病理データの統合
健康診断・血液検査などの臨床データだけでなく、死亡後の病理剖検データも高率で取得しており、診断の精度が非常に高い。
世界的比較が可能な一般住民集団
特定の職業や患者群ではなく、日本の一般的な地域住民を対象としているため、得られた知見が広く一般化可能。
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■研究結果
肌の老化(肌年齢残差の上昇)は、以下の生活習慣病の指標、生活習慣、および身体機能の低下と関連していることが明らかになりました。
1.生活 習慣病の指標の上昇:
・収縮期血圧(最高血圧)、拡張期血圧(最低血圧)の上昇
・血清γGTP値(ガンマ・ジーティーピー:肝臓や胆道系の機能を示す酵素の数値)の上昇
2.身体機能の低下:
・握力(全身の筋力や身体機能の指標となる数値)の低下
3.生活習慣:
・現在喫煙習慣があること
・日光の当たる場所での作業頻度の上昇
また、肌の老化に関連する要因は、性別によって異なる傾向が確認されました。
・女性:
・空腹時血糖値(食事をせずに測定した血液中のブドウ糖の量)の上昇、現在喫煙習慣があること、および握力低下が肌の老化と関連する。女性においては、生活習慣病の予防と筋力維持が、肌の健康に関連する可能性が示唆されます。
・男性:
・血清γGTP値の上昇や現在飲酒習慣があることといった肝機能や飲酒習慣に関連する要因、および握力低下が肌の老化と関連していました。男性の肌の老化対策においては、肝機能のケアや節酒が重要である可能性が示唆されます。
・男女共通の重要因子:
・握力低下と日光の当たる場所での作業頻度の上昇は、男女ともに肌の老化と関連する要因として確認されました。このことから、筋力維持と紫外線対策は、性別を問わず肌の健康維持に必要となる可能性が示唆されます 。


■共同研究者コメント
予防医療への関心の高まり本研究の結果は、肌年齢に生活習慣やその関連疾患、筋力が関連することを示したものです。肌の状態を保ち、「いつまでの若く健康でありたい」と願う方は、やはり日頃の生活習慣を見直す必要があるかもしれません。

美しさと健康を、生活習慣というひとつの指標で日本の医療における大きな課題は、癌、認知症、脳心血管疾患とその基礎疾患である生活習慣病と言われていますが、これらの疾患は早期発見とその疾患に関する正しい、正確な情報を皆様にお伝えすることが一番大事と思います。生活習慣を改めることは、健康意識がないとなかなか難しく、今回の肌年齢という「見た目の若さ」が健康状態に大きく依存してることがわかったことで、「いつまでの若く健康でありたい」ための福音になりうると思います。

■キューサイ担当者 コメント
構想から約3年、ついに当社の新サービス「myme」β版のサービスが開始しました。加齢に対する思い込みで自身の可能性を制限せず、自分にあったエイジングケアとなる生活習慣の形成を促していく本サービスは、人生100年時代となった超高齢社会で重要な役割を担うと確信しています。
今回の共同研究では生活習慣とエイジング課題が紐づいていることが明らかになり、「myme」の基盤となる考え方となります。ひとりでも多くの方のウェルエイジングな生き方をサポートし、社会全体の活性化に寄与できるよう、今後もエイジング分野での専門性を高める研究・開発を進めてまいります。

<新サービス「myme」とは>
本サービスは“my+me=自分自身”という意味が込められており、AIやデータを活用して未来の自分と対話を通じて自身のエイジング状態を把握でき、利用者の特徴や傾向に合わせた生活習慣を提案するサービスです。商品提供・サービス連携・導入という3つの形で共創パートナーを募集し、企業ミッションである「ウェルエイジング」な世の中の実現を目指す共創プラットフォームを目指しています。
※「myme」の詳細はこちら▶ https://corporate.kyusai.co.jp/myme/
■会社概要
キューサイ株式会社
1965年に福岡県福岡市で創業し、ケールを原料とした青汁
「ザ・ケール」をはじめとしたヘルスケア商品やスキンケア商品で
カラダ本来のチカラを高め、カラダもココロもすこやかで、いくつになっても“人生初”の体験に踏み出せる「ウェルエイジング」な世の中の実現を目指し企業活動に取り組んでいます。
https://corporate.kyusai.co.jp/
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